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新着情報及びイベント情報等のお知らせ

朝原 宣治

「一所懸命の結果、得るものは大きい」

僕は、陸上を始める前に、中学校ではハンドボール部に所属し、すごくスパルタの先生のもと、かなり厳しい練習をしました。だけど、親も生徒も、誰一人として文句を言うこともなかったですね。辛いことやしんどい練習でも、みんな我慢してやっていました。体を壊すほどのやり過ぎの練習や暴力はダメだと思いますが、甘やかすばかりじゃなくて厳しいこともして、何か我慢する、何かに耐えていくということを学ぶことも大事なことだと思います。

一方、大人は子どもに叱るだけでなくて、褒めることが重要だと思います。一般的に子どもは自分の成功体験を褒められたり、認められたりすることによって、自分に自信をどんどん積み重ねていくものです。
僕たちアスリートも同じで、初めは小さい成功であってもそれがどんどん大きくなって、自信もそれにつれて大きくなります。何事にも自信を持って臨めるということは、将来すごく大きい意味を持ちますよね。
そのためには、まず目標がないと達成感もなければ成功体験もないので、きっちり目標を設定してちゃんとクリアしたら、きっちり褒めたり認めてあげたりすることが、子どもにとってはすごく大切だと思います。

また、「こころの再生」府民運動では、ユーモアを大切にしようという呼びかけがありますが、子どものいじめにしてもユーモアで返したり、それをギャグにできたりしたら、深刻ないじめに発展することも少ないのかなと思いますね。ちょっと言われたことにユーモアで返すとか、それを逆手にとって面白く返してしまうとか、それにはユーモアのセンスだけでなく、勇気もいると思いますが。
そういう明るい何でも話せるような環境を大人が作ってあげると、いじめなども減るんじゃないかなと思います。大人になったら色んなことを言われてもそれをネタにしてユーモアで返すとかは日常よくしていますよね。子どもは真剣に受けとめてしまって、それで心を傷つけることになるのです。上手にコミュニケーションをとることができるような社会を大人が作っていかなければいけないですよね。

今、選手生活を終えて思い返してみると、子どもの頃の僕には、遊びの延長線上にスポーツがありました。中学生のときは、さすがにきついハンドボール時代を過ごしたので、それはそれで、すごく良い体験になっています。ただ単に楽しいばかりでなく、練習は辛かったですが、結局は僕たちの代で初めて全国大会に行けたんですからね。全国大会に行くとか何かひとつ目標があって、そこに行くためにはある程度の辛いことも越えていかないと得るものはないと思うのです。
でも逆に言うと、それだけ一所懸命何かに取り組むと、一所懸命やった分だけ結果や形として表れなくても、自分に必ず何かが返ってくることを、今の子ども達に伝えたいですね。
中途半端にやったものは返ってくるものもそれなりですが、一所懸命やって、その結果返ってくるものは自分の想像以上に大きいものなのです。

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