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新着情報及びイベント情報等のお知らせ

市川 笑也

「鉄は熱いうちに打ち、心は幼いうちから育む」

冒頭から私事で恐縮ながら、これから連ねるメッセージは、間もなく十四歳になる一人息子の父親が、これまでの育児を振り返りながら綴ったものとしてお読みいただければと思います。

息子の幼児期に、こんなことがありました。初めてマイカーの座席に息子をひとりで座らせたときのことです。チャイルドシートに座らせ、ベルトで息子の体を固定した途端に、ギャーッと大声を上げて泣き出しました。ベルトがきついわけでもなかったのですが、今まで経験したことがない感触がよほど嫌だったのでしょう。座っている間はずーっと泣きっぱなしで、その後しばらくは息子の絶叫をBGMに運転する日々が続きました。「そんなに嫌なら、もう少し大きくなるまでチャイルドシートは止めにしようか」と何度も思いました。けれども、安全を考えるとそれはできません。こうして迷いながら我慢比べをしていると、そのうちに段々と泣かなくなり、いつの間にか車に乗ると自分でベルトに手をかけるようになっていました。その時に感じたのは、子どもに身につけさせたいことは、早い時期に繰り返し根気よく覚えさせて、理屈抜きに「こういうものだ」と習慣化してしまうのが良いのではないか、ということでした。

「挨拶をする」「自分のことばかりでなく、人のことも考える」「自分の命も人の命も大切にする」「自分がされて嫌なことは、人にもしない」「約束を守る」等々、なぜそれが大切なのかには、それぞれ理由があります。けれども、○○だからという理由を説明して行動を促すよりも、理屈抜きでたくさんのことを素直に吸収してくれる幼児期から、親や周りの大人が手本を見せて導いていけば、自然と身について、習慣になるのではないでしょうか? そして、習慣には、いつもどおりにしないと何となく落ち着かない、気持ちが悪いと感じる面もあります。例えば、ゴミをゴミ箱に捨てないと気持ちが悪いと思うか、ポイ捨てが当たり前になるか、その分かれ目は幼いころからの生活習慣にかかっていると思うのです。

子どもも思春期になると、理屈・屁理屈で抵抗する術を覚えます。一筋縄ではいきませんね。散らかし放題の息子の机を横目で見つつ、「大事な習慣は、幼いうちから身につけさせるべきだなぁ」と思う今日この頃です。

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