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こころの再生百人衆

NPO・その他分野の方々

水野達郎

水野 達朗さん

家庭教育カウンセラー 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプ 代表理事


1979年生まれ。大阪府出身。
家庭教育カウンセラーとして多くの不登校児童および生徒の親と関わり復学へと導く。不登校の解決法として家族関係の重要性を説き、「家族と子どもの自立」を第一に考え、全国の親と子どもをサポート。
親が子どもの特性に合った家庭教育を学ぶことで子どもの自立心や社会性が育まれるという考えのもと、カウンセリングを通じて個々のケースを紐解きながら問題解決にむけて活動中。不登校の復学支援や家庭教育に関する講演会や親の集いも精力的に行っている。
主な著書 「ころばぬ先の家庭教育 きょうからできる家庭力アップ 小学生編」 「ころばぬ先の家庭教育 長期不登校になる前に学んでおきたい親の対応法 中学生編」 「ころんでも立ち上がれる子はあなたが育てる」

水野 達朗さんからのメッセージ

家庭力を高めて子どもの自立心と社会性を親が育む

  はじめまして。家庭教育カウンセラーの水野達朗です。大阪で生まれ大阪で育ちました。「こころの再生」府民運動への応援メッセージとして、私が支援をしている不登校の復学支援や家庭教育支援の中で感じたことの中からお話をさせて頂こうかと思います。

 家庭教育は料理と同じです。素材の良さを活かすことが何よりも大切です。味付けに凝りすぎたり、少量の塩でいいのにドバッとかけたり、フライパンの上で火にかけて置いておくだけでいいのにお箸でつつきすぎたりすると素材の良さは出ないし美味しい料理ができるはずはないですよね。これは家庭教育に置き換えると、過干渉はまさに塩コショウなどの味付けをし過ぎであり、過保護は蒸らさないといけない料理なのに何度も蓋を開けて確認してしまうのと同じです。子どもには必ず素材の良さ(個性)があるはずです。その素材の良さを打ち消してしまう料理人(親)にならないように私は皆さんに講演会などでお話をさせて頂いています。

多くの親御さんは我が子を愛しています。しかし、残念ながらその愛情が子どもに伝わっているかと言われれば「?」です。親の対応法を少し変えるだけで、話し方を少し共感的にするだけで親子の絆が結ばれていく場面を何度も見てきました。親が学び、変わることで子どもたちの「こころの再生」につなげていけるのではないかと感じています。

 学校教育がどんなに充実していても家庭教育が充実していない限り、子どもは年相応に自立ができません。例えばですが、幼稚園児が小学生と一緒に教室で授業を受けても、理解もできないし友達の中でも浮いてしまうことでしょう。きっとすぐに「学校なんか行きたくない!」と言ってくるでしょう。そして「お母さん、僕、学校が怖い…」と言ってきます。中学生であれば、本人にとって苦手なこと、嫌なことはあります。発達障害やいじめのケースなどは違う判断になりますが、基本的には嫌だからと言ってそれを避け続けるよりも、周囲の大人がサポートをして乗り越える経験をさせていくことが、子どもの未来のことを考えれば大切ではないかと私は思います。特に不登校の問題は年々、その問題が複雑化してします。子どもひとりひとりの「こころ」に寄り添った解決法を模索していくことが肝要だと言えるでしょう。

  家庭教育の最終目標は、親が仮にいなくなっても子どもが自分で考えて行動して生きていけるように育てることです。今は幼く頼りない子どもたちも将来、社会で何かの役割を担っていくことでしょう。私たちがそうであったように。その時が訪れるまでの間、私たち大人は子どもたちに何をしてやれるでしょうか。

 大阪の教育は、子どもたちの未来のためにも、もっとよくできるはずです。異彩を放つ人情とユーモアのある大阪の教育が日本の教育モデルとなることを私は夢見ています。まずはその第一歩として大阪で家庭教育に興味を持って楽しめる親と、社会と調和しながら、「自立」した子どもたちが増えていくことを願っています。

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